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ばね基礎知識

〔13号〕低温焼鈍で耐疲れ性アップ

お風呂に入って筋肉疲れをほぐすように・・・

低温焼鈍、別名ブルーイングには、次の2つの役割があります。

(1)ばねの耐疲れ性や耐へたり性の改善。
(2)ばねの防食と美観の向上。

冷間成形ばねを低温焼鈍することは、単なる色付けだけが目的ではないのです。低温域の加熱によって冷間成形ばねの各種特性を改善する目的で活用しています。低温焼鈍は、あえて例えれば、日頃厳しい作業の連続(冷間圧延・伸線・ばね成形など)のため、かえって萎縮してしまった筋肉をお風呂に入れることによって、活力を回復するのに似ています。
元気を回復するには、お風呂の温度が熱くても、ぬるくてもいけないし、汚れをとるのではなく筋肉の凝りをもみほぐすのであるから時間も必要となります。
ピアノ線、硬鋼線のばねを例に、低温焼鈍の適温と標準の保持時間はというと・・・

・ 低温焼鈍温度:350〜400℃
・ 保持時間:線径1mm以下では15分、線径1mmを増すごとに5分+となります。

お風呂に入るとき、最初よくかき回して入リますが、これは湯温を均一にするためです。 低温焼鈍もカラスの行水ではその効果は望めないので、じっくり時間をかけて疲れをほぐすことがポイントです。



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