竹の子ばねは、簡単に言えば鉄鋼材の平べったい板(以下鉄板)を文字通り竹の子のような形になるように巻いてつくります。
鉄板を円筒形に巻き込むわけですから、そのままでは大変な力が必要になりますので、一時的に軟らかくすることが必要になります。
そこで、鉄板を加熱炉に入れて850〜950℃位まで加熱してしまいます。鉄板を巻くときには板間に隙間を作らなければなりませんので、木の板を一緒に巻き込んでその厚みの分だけ隙間を作るようなこともします。
巻いて竹の子のような形にした後には、それを「ばね」にするために焼入れ・焼戻しをします。
焼入れでは、竹の子ばねの板間の隙間が少ないことから、そのような箇所で焼入れ油の温度がすぐに上昇してしまう問題があります。そこで、焼入れ油の攪拌は特に充分にしなければいけません。
焼戻しでは、板間の隙間が変化しないように「クサビ」等を用いて変化を防ぎます。
熱処理が終われば、両端面を平行に研磨して竹の子ばねの完成です。
▼嬉しい事に読者の“wada”さまからお便りを頂きましたので、ここでご紹介させて頂きます。
>ばねっと君へ
>いつも興味深く読ませて頂いています。
>仕事後にほっと一息勉強させて頂き感謝しています。
>(すこしの量がちょうどよいです。)
>さて、竹の子ばねに関する素朴な疑問ですが、どうやって作っているのでしょうか?
>帯板が曲がっているのはすごいと思います。もしも取り上げて頂けると幸いです。
>それではこれからも楽しみにしています。
ばねっと君大変嬉しいです・・・!
そこで、今回は“wada”さまのご要望にお応えして、竹の子ばねのつくり方について取上げました・・・。