

〔18号〕磁性と非磁性
私達の身の回りには情報を磁気に変換した磁気カードが多く活躍しています。
全ての物質は程度の差はあっても磁化される性質をもっていますが、ばね用材料では磁気を好まないところで使用する「ばね」もあります。そこで今回は磁性についてお話します。
磁性体というのは磁場の中に置くと磁化される物質をいいます。
この点からいえば、「非磁性」の「非」には問題がありますが、一般的には透磁率3未満の物質を非磁性と呼んでいます。
透磁率とは、磁界の強さHと磁束密度Bとの間の関係をB=μHで表した時の比例定数μのことです。
要はμの値が大きければ大きいほど強い磁性体になるということです。
ちなみにばねに最も用いられる非磁性材料はSUS316であり、透磁率μは冷間加工した後でも2程度あります。
SUS304は軟質線の状態では非磁性ですが、冷間加工することで磁性を帯びてしまい「弱磁性」と呼んでいます。
磁性を嫌う環境にはコバルトは嫌われます。コバルトは非常に磁化されやすいからです。
だからコバルトレスの材料なんてものが存在して、たまに求められたりすると入手に苦労するのです!
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