

〔19号〕ピアノ線ばねの温度限界
ピアノ線は線径φ5以下のコイルばねによく使われている材料ですが、使用出来る温度範囲がどの位か知っていますか?
ピアノ線は高温になるとへたりの問題があるので、実用上使用出来る温度限界は110〜120℃程度になります。
では低温ではどうなのでしょうか?
低温においては、引張強さ、弾性限が低温になるに従い高くなります。
伸び、絞りは、低温になるに従い除々に低下する傾向にありますが、-100℃付近でも絞りは40%程度あります。
回転曲げ試験の結果からは、-60℃の結果と常温(+20℃)の結果に差は見られません。
しかし、-60℃の衝撃値は常温(+20℃)の3分の2程度まで低下します。
このことから、衝撃荷重がかかるような使い方でなければ、-50〜-60℃程度までは使用出来ると考えられています。
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