

〔20号〕ステンレス鋼の応力腐食
「ステンレスは錆びない」と言うのが一般的な認識だと思います。
しかし、工業的な認識では「ステンレスは錆びる」のです。
ステンレスが錆びる場合に多いのが「応力腐食」です。
応力腐食とは、使用状態で材料に力が加わっている状態のときに、材料の腐食が促進されて強度が落ち、割れや破断に到る現象のことを言います。
このような応力腐食の生じやすい材料として、オーステナイト系ステンレス鋼つまりSUS304、316があるのです。
他にも銅合金なども応力腐食を生じやすい材料として挙げられます。
ステンレス鋼が応力腐食を起こしやすい雰囲気に塩素酸や希塩酸があります。
だから、ステンレス鋼の酸洗いをしなければならないときには、塩酸ではなく硝酸を用いるのです。
ちなみにINCONELはこの応力腐食に強いと言われており、腐食環境で用いられることがあります。
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