

〔29号〕ねじりばねは、摩擦に注意
ねじりコイルばねは、なかなかクセモノのばねなのです。
一見、引張コイルばねに似ていますが、荷重を加えた時に生ずる応力は、ねじり応力でなく、曲げ応力であり、端部には荷重を受ける腕をもっています。
荷重の方向に関しても、巻込む方向に使用する場合と、反対方向に開く場合に使用する場合とがあります。
一般に、ねじりコイルばねは密着巻きが多く、ばねを巻き込む方向に使用する場合は、コイル部の内側に案内棒を用いることが多いのです。
密着巻きの場合、ばねの線同志が摩擦して、線の接触部に赤サビが生ずることがあります。
このような状態になると、コイル間の摩擦力が大きくなり、コイル部が固着し腕のつけ根に応力が集中して疲れ破壊に至ることも!!
このようなときは、摩擦を少なくし、摩耗粉(酸化鉄)の発生を防止するために、できる限り潤滑材を塗布するなどの注意が必要です。
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