

〔03号〕焼入性ってなんだろう
ばねは素材を加工して(成形・熱処理・ショットピーニング)、形を変えて、弾性の機能を発揮させます。今日は熱処理のひとつ焼入性についてお話しします。
熱間で製造されるコイルばねでは、材料径が同じ直径のばね鋼でも、焼入れしても鋼種によって、外周部には焼きが入って硬化するが、中心部には焼きが入らないことがあります。
焼入性は、ばねの中心部が50%マルテンサイト(硬くなった金属組織のこと)以上の組織が一応の目安になっていましたが、最近では耐ヘタリ性や高応力化にともない更に高いマルテンサイト量が必要になっています。
焼きの入らない中心部をアンコとすれば、大形ばねはこのアンコのできない鋼種が望ましくなります。
このように、同じ直径でも中心部のアンコの少ない鋼種を焼入性が良いといいます。
熱間成形のばね鋼鋼材の記号は焼入性の大小の目安といってもいいでしょう。
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