

〔38号〕やさしくショットピーニング
ショットピーニングが万能薬だからといっても程度があり、「過ぎたるは尚及ばざるがごとし」というたとえのとおり、適度というものがあります。
ばねにもよりますが、一般にショットは角よりも丸いもの、大きいものよりも小さいものの方が良いのです。とは言ってもある程度の加工度は必要ですが・・・。
例えば、ピーニング強度はアークハイトで0.2mm以上(試験板Aの場合)、被覆度は80%以上、コイルばねの内側でも60%は欲しいところです。
ショットに新しいカットワイヤを用いる場合は、空運転するとか小量ずつ補給するとか、とにかくやさしくばねをピーニングしてやるのが上手な管理法といえます。
ところでショットの硬さは、被加工物、すなわちばね同等かややそれを上回る程度が標準で、鋳鋼ショットの場合、鋼製ばね用としてはHv450〜520が標準です。
したがって、高強度のオイルテンバー線はピーニングしても、いわゆる梨地肌にはならないのです。しかし、それでもピーニング効果は期待できると言えます。
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