(1)圧縮コイルばねの特性
圧縮コイルばねのばね定数は、(2)であらわされるように、形状によって決まる。これを荷重特性のグラフに表すと、図5.の実線になる。しかし実際のばねは破線に示すような特性を表し、全たわみの約30〜70%の間は計算値とよく合うが、30%以下では弱くなり、70%以上では強くなる傾向を示す。
これは、実際に働く有効巻数が、圧縮されるにつれて、両端部から接着を始め、徐々に変化していくからである。

図5 圧縮コイルばねの荷重特性
(2)端部の形状
図6.(a)〜(g)に圧縮コイルばねの端末形状を示す。一般用にはクローズドエンドが多く用いられる。ばねの座りをよくするために、端面を研削するかテーパー加工した材料を用いる。テーパー加工品は量産向きである。タンジェントテールやピッグテールは自動車用ばねに多く用いられる。

図6 圧縮コイルばねの端末形状
(3)その他考慮する事項
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ばね指数
ばね指数が小さくなると局部応力が過大となり、また、ばね指数が大きい場合及び小さい場合は加工性が問題となる。したがって、ばね指数は、熱間で成形する場合には4〜15、冷間で成形する場合には4〜22の範囲で選ぶのがよい。
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縦横比
縦横比(自由高さとコイル平均径との比:
)は、有効巻数の確保のため0.8以上とし、さらに、座屈を考慮して、一般的には0.8〜4の範囲で選ぶのがよい。
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有効巻数
有効巻数は、3未満ではばね特性が不安定になるので、3以上とするのがよい。
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ピッチ
ピッチが0.5Dを超えると、一般的に、たわみ(荷重)の増加に伴いコイル径が変化するため、基本式から求めたたわみ及びねじり応力の修正が必要となるので、0.5D以下とする。
なお、一般にピッチの推定は、次の略算式による。
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