
静的な荷重を受けるばねとは、ばねの使用状態で荷重の変動のほとんどないもの、または
荷重の変動が、ばねの使用期間を通じて繰り返し回数約1000回以下のものを指す。
ばねの許容ねじり応力は、図1による。ばねの密着応力は、許容ねじり応力を超えないことが望ましく、最大試験荷重時の応力は、許容ねじり応力とする。
また、ばね使用上の最大応力は、許容ねじり応力の80%以下にするのがよい。
図1-円錐ばね許容ねじり応力
設計応力は、ばね使用時の下限応力と上限応力との関係、繰り返し回数、材料の表面状態など疲れ強さに及ぼす諸因子等を考慮して適切な値を選ばなければならない。
ピアノ線、弁ばね用オイルテンパー線など耐疲労性の優れている線を用いたばねでショットピーニングを施さない場合、図2の疲れ強さ線図を用いて、通常の雰囲気(常温・常湿環境)における繰り返し荷重を受けるばね寿命を推定することが出来る。
図2-疲れ強さ線図