【ご相談内容】 ばね初心者 2021/1/28(木) 18:03
皿バネについて、教えていただきたいです。
JISの規格品である軽荷重用の皿バネJIS L-16(貴社B-18の材質がSK85Mである違いのみだと認識してます。)を使用したいと考えています。
動荷重で使用しますので、初期たわみを0.1mmとして取り付け、その状態から0.2mmたわませます。(全体として皿バネは0.3mmたわむ)知りたいのは、①0.1mm撓ませた状態から、0.2mm撓ませるのに必要な力、②寿命、③計算式です。
①について
さらばネットで計算すると、
自由〜第1荷重間たわみ0.1mm、第1〜第2荷重たわみ0.2mmとすると、第1荷重200N、第2荷重500Nと出てきますので、0.1mm撓ませた状態から0.2mmたわませるのには300N必要という認識でしょうか。
②について
貴社ホームページにはSK85Mは表の80%ほどで見積もると書いてありましたが、さらばネットによる計算ですと150万回と出てきますので、120万回ほどになるでしょうか。
③計算式
計算式も公開されていますので、応力なども含め上記①の計算をしてみようとしたのですが、結果が全く違う状態となり、どこから間違えているのか分からず、困っています。大きな違いは材質だけと認識していますが、上記さらばネットの答えとなる途中仮定計算を教えていただくことはできないでしょうか。

【返答】 ばねっと君 2021/1/28(木) 18:58
ご質問ありがとうございます。
①についての回答
ご認識のとおりです。第1荷重のポイントまで200N負荷し0.1mmたわみ、さらに300N加えて、
合計500Nが負荷されて自由時から0.3mmたわみます。
②についての回答
ご認識のとおりです。推定寿命に対して0.8を掛けていただくことになります。
150万回×0.8=120万回。
③についての回答
各計算式は、下記リンク先の弊社HPの技術・計算情報の皿ばねのページの中で、計算式の項目に
掲載されている式となります。ご指定の条件の計算過程をこの回答内に記載するのは難しいため、
割愛させていただきます。ご了承願います。
技術・計算情報の皿ばねのページの中で計算例を示しており、その条件を皿ばねっとに
入力すると、ほぼ同じ結果となりますので一度ご確認下さい。
(一の位や十の位の数字は手計算時の四捨五入などの影響でずれる可能性があります)
皿ばねっと内では、角部の面取りRが板厚に応じて自動で選択されて計算されるようになってます。
板厚と面取りRの対応は、皿ばねっと内の右上皿ばね規格表をクリックして、ご確認下さい。
皿ばねの計算は、普通の電卓や関数電卓でも、計算順序や設定の仕方で計算を誤ることがあります。
エクセルを使用される際も、関数を組む際、一つのセルで一つの式を完結させようとすると
設定を間違えやすいです。共通する項などをいくつかのセルに分け段階的に計算されることを
おすすめします。
(技術・計算情報の皿ばねのページ)
https://www.tokaibane.com/tech/disc_top_info.html
※ご質問と回答は一般公開されますので特定される内容には十分お気をつけください。