【ご相談内容】 ダーリング 2022/9/7(水) 9:41
バネの耐久年数について質問です。使用回数等の管理をしていない場合のバネが製造より約10年で切れてしまいました。同じ製造年に製作されたバネも同じ様に切れてしまう可能性が高いと思った方が宜しいのでしょうか。外見で判断した方が宜しいのでしょうか。

【返答】 ばねっと君 2022/9/12(月) 9:35
ご質問いただきありがとうございます。
同じ製造年に製作されたばねも、折損したばね同時期に使用が開始され、類似した使用環境であったり
同等の負荷が加わり続けてきている場合は、折損するリスクは高いと考えた方がよいかと思います。
今後も使用可能かどうかは、目視だけの外観確認だと判断が難しいかと思います。
明らかに著し腐食していたり、き裂があったり、荷重特性が使用条件を満たしていない
ということであれば判断はしやすいですが、き裂が見えない箇所で発生していることもあり、
さらに小さいき裂であれば、目視では確認できません。
ばねが取り外し可能かどうかや防錆処理の実施状況によって、対応できることとできない
ことがありますが、可能であれば、非破壊検査や荷重特性試験を実施して使用の可否を
判断されるとよいかと思います。ただし、残りの余寿命がどの程度かということは、判断できません。
どういった処置がよいかは、設備の稼働状況や設備停止に伴う損失の程度、ばねの点検に
掛ける費用や期間といったことから、総合的に判断する必要があります。
※ご質問と回答は一般公開されますので特定される内容には十分お気をつけください。