【ご相談内容】 manga 2007/6/20(水) 17:16
今,ステンレスで板ばねを自作しようと考えているのですが,何のステンレスを使うかで悩んでいます.板ばねをある治具と組み合わさた形で製作予定なので,加工性のよいSUS303がいいのではと考えているのですがどうでしょうか.
【返答】 ばねっと君 2007/6/21(木) 10:22
mangaさま
書込みありがとうございます。
ステンレス板ばねの場合、オーステナイト系ステンレスSUS304-CSPが
一般的です。
このオーステナイト系のばね用ステンレス鋼帯は、ばね整形後に低温焼なましを施します。
この低温焼なまし、温度は325℃~375℃が適当とされています。
400℃以上の温度で処理すると表面が酸化してしみ状の変色が発生し、
耐食性が劣化する傾向がありますので、ご注意下さいね!
【返答】 manga 2007/6/21(木) 18:48
勉強不足で申し訳ありません.SUS304-CSPというのはSUS304を冷間圧延した薄板と考えてよろしいのでしょうか.
今回,作製する板ばねはあるSUSのブロックからワイヤカッターで部分的に切り取り,両持ちの板バネを作ります(治具と板バネが一体).そのため,初めから板のものは使用できません.
簡単な図面を添付します(寸法はだいたいです).
【返答】 ばねっと君 2007/6/25(月) 16:54
mangaさま
こんにちは!
SUS304-CSPは、おっしゃる通りSUS304を冷間圧延した薄板です。
ご利用に関しましては、一体型では困難かと思いますので、ばね部分のみ
後で取り付けてはいかがでしょうか。
【返答】 ばねっと君 2018/5/28(月) 16:54
ばね初心者さま
ご投稿ありがとうございます!
イメージされているぜんまいばねは、一般的に定荷重ぜんまいとして販売されています。
中には特許をとられている商品もございます。
それらは、必要な荷重や適正な弾性を最小限のスペースで維持するために、板材が適しています。
線材でも同様の機構を製作することは可能ですが、許容応力内での設計が重要になってきます。
当社でも実績が少ないので、試作検証によるトライ見積もりから取り組ませてもらえたら幸いです!!
後ほど、メールにてご連絡をさせて頂きますね!
宜しくお願いします!
【返答】 Mac 2018/6/11(月) 16:38
0.1t SUS304-cspを曲げて板バネを製作しようと思います。
低温焼きなましが必要と思いますが、温度と時間・そのほか注意点などをご教授願えるでしょうか。
【返答】 ばねっと君 2018/6/12(火) 13:36
Mac さま
ご投稿ありがとうございます!
SUS304-CSP であれば、成型後に低温焼きなましをされることを推奨いたします。
温度や時間については、処理炉やばねの大きさに応じて、調整が必要ですが、
板厚が、0.1mmなので、330℃前後で短時間処理がよいかと思いますが、使用されている
炉の能力も考慮して決定されたほうが良いです。
また、0.1mmとなると、加工時の傷や皺など注意が必要かと思います。
よろしくお願いします!!
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