【ご相談内容】 ばね初心者 2023/2/22(水) 6:48
ご担当者さま
はじめまして。
パソコンのメカニカルキーボードに使われるスプリング(圧縮バネ? )について質問があります。
物理は全くの素人ですが、私(の感覚)にあったキースイッチを探している途中、スプリングの違いが感覚にかなり影響を与えることを知りました。
現在、キースイッチに使用されるスプリングは、1ステージ、2ステージ、3ステージと3種類があるようです。
また、スプリングの長さは、1ステージ15(or16)mm、1ステージ18(or18.5)mm、1ステージ22mm、2ステージ(20、21,22mm程度)、3ステージ(22mm程度)辺りの商品が多く販売されています。直径は4mm前後です。
私が現在困っていることは、この合計五種類の段や長さの違いがあるにもかかわらず、同じ重さ(キーボードなのでキーを押した重さ)の商品が販売されていることです。
例えば、押した時の重さ(キーを押し込んでスイッチが反応する時の圧。トリガー圧)が35グラムであっても、上記五種類の商品があります。
長さや段の違いによって何が違うのでしょうか。
計算で求められる値というより、(押して戻ってくる時の)感覚の違いを教えていただけないでしょうか。
五種類を購入し、すべてを試すのはなかなか難しいです。
そのため、キースイッチ用スプリングを選ぶ上で、何か参考になる指標のようなものはないでしょうか。
お忙しいところ申し訳ありませんが、ご回答いただけないでしょうか。
よろしくお願いいたします。

【返答】 ばねっと君 2023/2/22(水) 11:53
ご投稿ありがとうございます!
おそらく、各ステージのスプリングのばね定数が異なることからキーを押したときの感覚が異なっているのだと思います。
ばね定数とは、「1mm押すときに必要な力を表した定数」のことで、各ステージのスプリングの長さが違うことから、トリガー圧35gに達するまでのストローク量(圧縮量)が異なり、長さの短いスプリングの方がばね定数が大きく、感覚としては固いスプリングとなると思います。
以上から、ばね定数の大きさ(キーを押す固さの感覚)は
1ステージ15>1ステージ18>2ステージ≧1ステージ22=3ステージ
と、凡そこのような順となると推測します。
※あくまでもスプリングの長さが長くなるほど35gに達するまでのストローク量が大きくなるこを前提にしているため、上記順とならないかもしれません。
予めご了承ください。
宜しくお願いします!
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