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疑問・お悩み相談室

メッキ後のコイルばね、ベーキング処理の必要性

キーワード
コイルばね
ピアノ線
水素脆性
ベーキング
メッキ
オイルテンパー線

【ご相談内容】 Jack

ばねを使用する製品を設計するものです。

通常コイルばねにメッキした場合、水素脆性が起きるのでベーキングするものですが、
今回量産を依頼するばね屋さんが言うには、
「ピアノ線は引抜き材であり組織が縦長の筋状組織であるため、水素脆性の心配はなく、ベーキングはしない」というのです。

・メッキ:電気亜鉛メッキ 6価クロムフリー(5μm以上)
・線材:SWP-B Φ1.0
・最大ねじり応力:910N/mm

上記条件で、ベーキングは本当に必要ないのでしょうか?

ばねっと君

【返答】 ばねっと君

水素脆性についてですね。
確かに、水素脆性を起しやすいオイルテンパー線等は、組織がウロコ状で水素が侵入しやすくなっているのに対して、
ピアノ線は層状パーライト組織が強加工により線方向に延びていますので、水素が入りにくくなっています。

そういったことなどで、ピアノ線は水素脆性を起こしにくいと言われています。
しかし、ピアノ線といえども大量の水素を吸収すれば脆性は著しくなり、極端な例では外力を与えなくても水素が入ることのみによって割れを生ずることに留意して頂きたいと思います。
使用用途にもよりますが、ピアノ線はあくまで水素脆性の影響を受けにくいというレベルですので、ベーキングするにこしたことはないかと考えます。

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