ばね初心者さま
ご投稿ありがとうございます!
コイルばねを加工するときにステンレス、ピアノ線、オイルテンパー線では加工のしやすさが変わって
変わってきます。
比較しやすい値としては、材料の引張強さがあります。引張強さが高いほど材料が硬くなるので、難加工
となってきます。
また、同じ加工形状であっても、材料径とコイル径の比(D/d)にもよっても変わってきます。
これは、鉄系材料とSUS系材料では、弾性係数やポワソン比が異なる為、コイリング時の元の形状に戻ろう
とするスプリングバックが変わってきます。
上記の3種類ですと、ステンレス⇒オイルテンパー線⇒ピアノ線の順で加工難易度が下がってくるかと
思います。ステンレスは引張強さや弾性係数も鉄系に比べると低いので変形しやすいのですが、
安定して形状のバラつきのないコイルばねに成形するにはスプリングバックなどを見越して製作する
必要があります!
よろしくお願いします!