【ご相談内容】 ばね初心者 2019/12/3(火) 17:49
お忙しい所申し訳ありません。
食品工場にて現在細かい振動によって原料を送り込む装置があり、その支え部分にコイルばねを使用しているのですが
機械更新の話が持ち上がり、SUS製のコイルばねの候補が上がりました
ばねの材質を変更することにより、耐久性や機械の振動具合に変化が出る事があるのでしょうか?
素人ゆえ申し訳ありませんがご容赦ください

【返答】 ばねっと君 2019/12/3(火) 17:54
お問い合わせありがとうございます
現在使用のばねがSUS材で無く一般鋼であれば
横弾性係数の違いで同じばねでもSUS材の方が約13%程度弱くなります。
一般鋼の耐久性は通常応力振幅で寿命を推定しますが
残念ながらSUS材はJISや文献にも記載が無く耐久性評価は出来ません。
振動に対しては固有振動数を計算できますので、サージング(共振)を防ぐことが出来ます。
個々のばねについてはこちらの設計依頼をご活用くださいませ。
振動搬送装置は各装置メーカーさまでノウハウがございますので、一概にいえないのですが、
食品を扱われる装置ですので、SUS材としてご検討されるケースが多いかと思います。
よろしくお願いします!
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