【ご相談内容】 ばね初心者 2021/5/20(木) 11:08
490度ガス流の中でスプリングワッシャを使用していました。
熱伸びを吸収するスライド部のため、ナット締付後1/3回転戻して使用してたところ
スプリングワッシャが平らになってナットとスプリングワッシャの間にスキマが出来ていました。
高温になるとスプリングが効かないくなる若しくは塑性変形で平らになることはあるのでしょうか。
ボルトサイズ:M16 材質:SUS304
また、490度でも対応可能なスプリングワッシャはありますか?
【返答】 ばねっと君 2021/5/20(木) 11:24
ご質問いただきありがとうございます。
高温環境では、材料によってへたりが発生しますので、使用温度に合わせて、適切な材料の選定や設計、
製造が必要となります。
490℃でSUS304のスプリングワッシャーを使用されているということですが、
この温度では、SUS304は適切ではありません。
弊社では、200℃までを推奨しており、文献等では350℃といった内容もありますが、
常温時と同じように使用すれば多少へたる可能性があるため、応力を低く設計する、また弾性係数の
変化も考慮する必要があります。
この温度であれば、インコネル材を試されることをお勧めします。通常のワッシャーより高いですが、
市販されているかと思います。
以下のページも参考になるかと思いますので、ご参照願います。
http://www.jsse-web.jp/kandokoro/kan7.pdf
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