【ご相談内容】 SK 2021/9/17(金) 10:43
お忙しいところ、ご迷惑をかけ、申し訳ございません。
以下の二点を伺いしたいのですか。
①図面に公差がついているサイズがある、ついていないサイズもある。ついていないサイズは一般公差がつ
いているという認識で間違いないでしょうか。
②加工し難しい所もある。そのため、図面に公差がついていないサイズは必ず一般公差がついているわけで
はなく、参考値になる場合もあります。この認識で間違いないでしょうか。
お忙しいところ、ご迷惑をかけ、申し訳ございません。
ご返事をお待ちしております。
よろしくお願いいたします。

【返答】 ばねっと君 2021/9/17(金) 11:17
ご質問いただきありがとうございます。
加工用の図面指示に関する質問として以下のとおり回答します。
①については、寸法に公差がない場合、図面内のどこかに一般公差が一覧で記載されていたり、
一般公差のJIS規格がうたわれていたりと、図面の読み手にとって、どの公差を適用するか
理解できるかたちで示されています。また、受注をいただくメーカーと個別に仕様書を取り交わして
いる場合は、それを適用する場合もあります。さらには社内でルール化している場合もあります。
もし、上記のような指示がない場合や社内でルール化されていない場合は、公差の指示がない寸法は
どういう扱いとするのか、確認することをお勧めします。不明確な状態はトラブルのもとです。
②について、参考値とする場合は、製図のルールとして、寸法に括弧をつけることになっております。
公差がない寸法に対する認識として、どれを適用するかは、①に対する上記の回答どおりで、
もし、仕様書や社内のルールで参考値でよい、ということがうたわれているなら、参考値という
扱いになります。公差のある、なしは加工の難易度にはあまり依存しません。寸法表記に関して
どういったルールとしているか、ということの影響が大きいです。
最後に、好ましいことではありませんが、実情としては、製図のルールに従っていない図面は
存在しますし、ミスや漏れで寸法指示を間違える場合もあります。それでも製品ができることも
ありますし、逆に完璧だと思える図面を作っても読み手が理解できなければ、意味がありません。
よって、不明確なことがあれば、都度製図された方や客先への確認が必要になります。
※ご質問と回答は一般公開されますので特定される内容には十分お気をつけください。