【ご相談内容】 JK 2021/10/13(水) 18:08
東海ばねさん
おはようございます。
平面度なんですが、今、製品を定盤に置いて、ダイヤルゲージを用い、手で押さえたり、回ったりしながら測ります。
数値を読む方法は以下の二つがあります。
① 数値を読む際、手で製品を押さえる状態で読みます。
② 数値を読み際、手を製品から離れ、読みます。
二つの方法によって、測った数値はわずか異なる場合がありますが、数値が一致する場合もあります。その原因がよく分かりませんが、教えていただけないでしょうか。
なお、上記の二つの方法の中で、どちの方法が正しいですか。教えていただけませんか。
お忙しいところ、ご迷惑をかけ、申し訳ございません。
ご返事をお待ちしております。
よろしくお願いいたします。

【返答】 ばねっと君 2021/10/13(水) 18:43
ご質問いただきありがとうございます。
ご記載いただいた①、②の測定方法や指示値の読むタイミングについては、測定されているばねに
よってどちらでも問題ない場合もありますし、一方は問題があり、もう一方は問題がないといった
場合もあります。よって、測定するばねの形状に合わせて、都度最適な方法を考え、判断する必要が
あります。
具体的には、ばねの重さやサイズ、傾き、剛性、定盤と接触する端面の平面度、研磨面の広さ、
先端の浮きの有無といったものを加味して総合的に判断する必要があります。
大切なのは、より安定して測定することにあります。
ばねを手で押さえても測定ポイントに影響なければ、手で押さえても問題ありません。
逆に手で押さえることで、ばねが変形する、移動する、傾くといったことが発生する場合は、
安定して測定できず、正しい値も読み取れません。
また、手を製品から離して測定する場合でも、ダイヤルゲージの先端が接触することで、
ばねが変形する、移動する、傾くといったことが発生する場合もありますので、
注意が必要です。
様々なばねを測定して経験値を積むことで、安定して測定するための方法を判断する際の
精度が上がってきます。
※ご質問と回答は一般公開されますので特定される内容には十分お気をつけください。