【ご相談内容】 ohata 2007/1/10(水) 20:31
ピアノ線について教えてください。
通常、ピアノ線にはテンパー処理をしないと最近耳にしました。今までピアノ線のバネには必ずテンパー処理していました。へたり具合とかピアノ線だとあまり変わらなくなるのでしょうか?
又、高温下で使用した場合ピアノ線の耐熱温度が100度ということですが、テンパー処理すると耐熱温度が上がりへたりが軽減されることがあるのでしょうか?
【返答】 ばねっと君 2007/1/12(金) 10:54
ohataさま
書込みありがとうございます!
ばねの強度を有した材料は、ばね成形後低温焼なまし処理をします。
その対象となりますのは、ピアノ線、硬鋼線、オイルテンパー線、
熱処理鋼帯、ばね用ステンレス線・板、ばね用非鉄金属線・板です。
この処理の目的は、成形によって生じたひずみ(残留応力)をある程度
まで除去してやることと材料の機械的性質を改善することにあります。
この処理によって冷間成形されたばねは、耐へたり性や疲れ特性が
改善されます。
しかし、耐熱性があがることはございませんので、ご注意下さいね!
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