【ご相談内容】 じょうはん 2007/1/6(土) 12:06
はじめまして。非常に困っている事があります。
私の設計したある部品でお客様の使用中にバネ折れが発生しました。
もともと使用中に何らかの原因により、オーバーストロークになる
状態で使われていた可能性がある様なのですが、
お客様はオーバーストローク=即破損、と考えられていた様で
破損しなかったのだから、設計や、バネそのものがおかしいのでは?
と疑問を抱いています。
オーバーストローク=即破損するか、しないかは、その状況による。
又、破損しなかった場合でも、そのバネの寿命は本来の寿命に対して
大幅に低下する事を、どの様に表現したら良い物か・・・。
何か、一般的な事例でも、資料でも紹介して頂けないでしょうか?
よろしくお願いします。

【返答】 ばねっと君 2007/1/9(火) 14:02
じょうはん様
書込みありがとうございます!
オーバーストローク=即破損は極論でして、ばねは一般的に弾性限を
こえるような力が一回でもばねにかかりますと、まずへたります。
(塑性変形または疲れ変形)
ばねが実際に使われている時には、疲労試験のように繰返しの力が
かかっているわけで、当然折損が問題になりますが、同時にこのへたり
が起こることを考えておかなければなりません。
へたりが起こりますと、ばねの反力がその分だけ減ります。
したがって、大きいへたりが生じますと、ばねとして働きをしなくなります。
ばねの材質・寸法仕様と実際のご使用荷重またはストロークが分かれば、
応力計算ができますので、その際は下記問合せ窓口へご連絡頂けましたら幸いです!
※ご質問と回答は一般公開されますので特定される内容には十分お気をつけください。