引張コイルばねの荷重時の指定長さについて質問です。
JIS B 2704-1 によれば「指定長さのときの力（荷重） 指定長さのときの力（荷重）は，最大試験力の80 %以下とする。指定長さは，最大試験力のときのたわみの20〜80 %になるように定める。」とありますが、これは初張力を考慮するのでしょうか？
最大試験力が生じるときのタワミであれば “最大試験力÷ばね定数”で計算できると思いますが、
初張力を考慮すると、 “（最大試験力-初張力）÷ばね定数”が正しいと考えるのですが、
実際はどのように解釈されますか？
お問い合わせありがとうございます。
ご質問の内容につきまして、おっしゃる通り、初張力がある場合を考慮したものとなっており、
初張力を考慮する場合は（最大試験力-初張力）÷ばね定数で計算することになります。
ただし、引張バネの形状によっては密着巻で初張力があるものや、
ピッチがあいて初張力がないものもあるため、JISB2704の5ページ目の計算式にある通り、
初張力がある場合もしくは、ない場合を考慮した計算をすることになります。
想定しているバネの仕様によって判断することになります。
JISB2704 ２部解説6.2.2にもご質問内容と関連するものがございますので、
ご参照いただけますと幸いでございます。
よろしくお願いいたします。
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