【ご相談内容】 KH 2006/1/6(金) 15:23
はじめまして。有益な掲示板を提供していただき、ありがとうございます。
横方向にも荷重の加わる圧縮コイルばねを考えております。
ばね技術研究会編「第3版 ばね」に、円形断面の場合の横荷重時のたわみの計算方法が掲載されていたので、これに基づいて非常に大ざっぱに考えると、同じ大きさの荷重に対して、ピアノ線を使ったばねの場合、横方向には縦方向の3倍程度硬いのかと思います(縦弾性係数と横弾性係数の比)。
この場合、ばねの断面を長方形にすれば、縦方向と横方向の硬さの割合を変えることができるのでしょうか?縦方向と横方向の硬さを同じくらいにしたいと考えているのですが、可能なのでしょうか?
また、その割合を何らかの数式の形で取り扱うことができるのでしょうか?
お手数をおかけいたしますが、ご教示いただけますと幸いです。
【返答】 ばねっと君 2006/1/12(木) 18:46
KH様
書込みありがとうございます!また、お返事が遅れましてスイマセン<(_ _)>。
「第2版ばねの設計」という本に、もう少し簡単な考え方の計算式
が示されています。
この計算式によれば、横ばね定数は荷重負荷時高さ、中心径、自由長
などの形状と、縦ばね定数から決定されます。
このことから、材料が丸でも角でも、関係はないということが分かります。
注意していただきたいことは、横方向のばね定数算出は様々な方法
があり、縦方向のように確立されたものはありません。
縦方向のように正確に負荷できるわけでもありませんので、実験な
どによる確認をお勧めします!
「第2版ばねの設計」の抜粋資料については、直接メールにてお渡し
することは可能ですので、下記お問合せ窓口へご請求頂けましたら幸いです!
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