家電製品の金属製ヒンジの開閉により、ギシギシと異音がします。ヒンジに使用されるバネは、ステンレス製のトーションバネになります。そのトーションバネの腕を受ける部品の材料は、亜鉛メッキ鋼板となります。バネの腕が局所的に干渉する部分から音が発生する訳ですが、開閉を重ねるごとにバネの円筒形状に削れていきます。グリスや、皮膜形成潤滑剤等を試してみましたが、バネの荷重が高すぎ、効果はありません。元々、バネを受ける部品はステンレス製で問題なかったものの、コストダウンのため、鉄に変更されており、量産材料も手配されているため、今更後戻りもできません。バネの腕部分は、平面的に見てZ曲げ形状になっており、バネの圧縮、解放により、腕が、平面方向に動いてしまうため、余計に大きな音になります。開閉を数万回すりことにより、異音がなくなるものの、開閉数十回で音が発生します。ユーザー目線で、購入後、すぐに音が発生するものは良くないと考えております。改善に向け、何か良いアイデァありませんでしょうか？
ばね初心者さま
なかなか難しいご相談ですね。。。
取りついているトーションばねは、電化製品の開閉を行うために設計されていると
思うので、設計変更は適切ではないかもしれません。
となると、音の原因となっている「ばね」と「腕の受け板」との摩擦を軽減させるのが良いように
思いますが、皮膜潤滑やグリースも効果がないとなると、接触部位を少なくするしかないと思います。
トーションばねの腕の形状を変化させたり、腕部の固定方法を変えるなどして異音を軽減させることが
できるかもしれません。
詳しい仕様をこちらからお送り頂けましたら、何か具体案がご提案できるかもしれません。
宜しくお願いします！！
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