【ご相談内容】 ばね初心者 2019/5/31(金) 8:58
ばねの温度特性について教えてください。
動的な荷重がかかる部分にばねを使っています。ばねはSWP-A、SWP-Bです。
耐久評価などで高温化、低温化でばねの寿命にや引張強度に影響が出るかしりたいのですが、ばねとして特性が変化しない温度範囲はどこまででしょうか?
変化する場合、どのように変化するかグラフなどはあるのでしょうか?
また、線形などの要素でもかわってきますか?
【返答】 ばねっと君 2019/6/4(火) 16:04
高温、低温下において、ばね特性が変化するのは、横弾性係数が変化することに起因します。
従いまして、厳密には温度が変化すれば弾制限が変化しますのでばね特性が変化することになります。
但、実際には常温下(大気温の変動程度)であればほとんど変化はないと見てもいいのではないかと思います。
ピアノ線(SWP-A、SWP-B)に限って説明しますと、使用できる温度限界はおおよそ100℃程度となります。(それ以上で使用した場合、へたりが進行します)
低温下では、おおよそ-50℃程度まで使用できると考えられています。
(但、低温下では衝撃値がかなり低下しますので、衝撃荷重がかかるような使い方はNGです)
以上。
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