【ご相談内容】 サトウ 2009/2/25(水) 22:52
はじめまして。疑問を検索していたところこちらにたどり着きました。
低温焼き鈍しのことをテンパーと言っていますが、
辞書ではテンパー(tempering)とは焼き戻しのことで
焼き鈍しはannealingとなっています。
なぜ低温焼き鈍しをテンパーと呼ぶのでしょうか。
低温焼き鈍しのテンパーと焼き戻しのテンパーは別物なのでしょうか?
ご回答よろしくお願いします。
【返答】 ばねっと君 2009/2/26(木) 17:53
サトウさま
書込みありがとうございます!
一般的にばね業界で使用されているテンパーとは、低温焼鈍のことです。
また、ばね業界で使用されている低温焼鈍と熱処理用語の低温焼なましとは、その意味や目的が異なります。
テンパー(低温焼鈍)は、ばねの残留応力の除去や弾性限・耐力の向上を目的とすることが多いのです。
それに対して、熱処理用語の低温焼なましとは、残留応力の低減と軟化を目的とすることが多いです。
このように、ばね業界で使用されている低温焼鈍と、熱処理用語の低温焼なましとは異なります。
よろしくお願いしまーす!
※ご質問と回答は一般公開されますので特定される内容には十分お気をつけください。