【ご相談内容】 荻野洋 2021/6/14(月) 10:07
SAE9254、JIS規格SUP12のスプリング製品で引張強度200kg/mm2以上と記載がありました。
この製品の降伏安全率を証明したいのですが引張強度しか記載がなく耐力計算出来ません。
引張強度の数値を耐力に変換する公式はないでしょうか?
【返答】 ばねっと君 2021/6/14(月) 10:44
ご質問ありがとうございます。
今回の質問の意図としては、おそらく許容応力や耐力を高く設定したいということかと
思います。ご希望に沿える回答ではありませんが、以下の内容をご参考にご判断いただける
と助かります。
JIS B2704では、圧縮ばねの許容応力を設定するにあたり、引張強さの下限値に
ピアノ線・硬鋼線は、0.5、オイルテンパー線は、0.55を掛けた値としています。
SUP12についても、このJISの中に許容応力を記載されていますが、
その他のばね鋼と同じ値となっているため、おそらく期待されている値ではないかと思います。
ねじり方向ではありませんが、引張強さと耐力については、
日本製鉄様の技報(低合金高強度懸架ばね用鋼)に分かりやすく記載がございますので、
ご参照くださいませ。
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