【ご相談内容】 やなせ 2003/12/1(月) 10:09
ステンレスの薄板ばねを考えています。
片持ちばねの計算でどれくらいの荷重で
どのくらい撓むのは計算できますが、
実際にそこまで撓んでしまうと塑性変形が
起こり元に戻らないのではと思ってしまいます。
塑性変形がおこるポイントを計算で出すことは
できないのでしょうか?
材質:SUS301CSP
板厚:0.2mmくらい
荷重:20N
板幅:4~5mm
長さ:5mm程度
撓み:1.5mm
【返答】 ばねっと君 2003/12/16(火) 17:17
ステンレスの薄板ばねですね。
塑性変形がおこるポイントは計算できます。
ご連絡頂いた仕様で計算しますと・・・
片持ちで0.35mm~0.4mm以上撓ますと、塑性変形が起こります。
ですので、撓み1.5mmは、許容応力をオーバーしてしまいますね。
【返答】 ばね初心者 2019/2/12(火) 14:46
塑性変形の 起こるポイントは計算出来るとありますが、計算式を教えて頂けると助かります。
【返答】 ばねっと君 2019/2/12(火) 15:38
お問い合わせありがとうございます。
板バネの計算式はHPばねの技術・計算情報に記載されています。
そこに記載されている σ:曲げ応力(N/mm2)の計算で求めることが出来ます。
https://www.tokaibane.com/tech/leaf_top_info.html#Section1
曲げ応力であれば、静的最大荷重は引張強さの70%以下とされています。
材質、熱処理や表面肌などの条件も有りますが、曲げ応力が70%を
超えると塑性変形が起こる可能性が有ると言う事になります。
※ご質問と回答は一般公開されますので特定される内容には十分お気をつけください。