【ご相談内容】 MASA 2004/11/30(火) 0:10
バネで検索したところ、こちらのサイトを見つけました。
早速ですが質問させていただきます。
ピアノ線や硬鋼線でコイルバネを制作する場合、必ずテンパー処理を行うようですが、テンパー処理をするのとしないのでは耐久性にどのような違いが出るのでしょうか?また、同じ線径のピアノ線と硬鋼線で作ったバネでは強度的(耐久性)に差がありますか?

【返答】 ばねっと君 2004/11/30(火) 9:58
MASA様
書込みありがとうございます!
ピアノ線、硬鋼線、オイルテンパー線、熱処理鋼帯、ばね用ステンレス線などの、ばねの強度を有した材料は、ばね成形後低温焼なまし処理(テンパー)をします。この処理の目的は、成形によって生じたひずみ(残留応力)をある程度まで除去してやることと材料の機械的性質を改善することにあります。この処理によって冷間成形されたばねは、耐へたり性や疲れ特性が改善されます!
また、ピアノ線と硬鋼線の差についてですが、ピアノ線材は硬鋼線材と比較して、不純物、キズ、脱炭層等が厳しく管理されており、素材の品質レベルが異なる上、引っ張り強さもピアノ線は優れている為、耐久性に差がでます。いかがでしょうか。その他ご不明な点ありましたら、お気軽によろしくおねがいしまーす!
【返答】 MASA 2004/11/30(火) 11:32
ご返答ありがとうございました。
申し訳ありませんが、追加で質問があります。
よく配布されているバネ選定ソフトでオリジナルのバネを設計した際に、寿命が1000万回以上という結果を得ることがあるのですが、1000万回以上でも具体的な寿命計算値を出すことは可能なのでしょうか?

【返答】 ばねっと君 2004/12/2(木) 10:25
MASA様
こんにちは!
当社で使用する寿命線図は、上限10^7回以上が上限となりますが、それ以上(10^8回)のラインを引いておられるメーカーもあるかと思われます。(特に自動車業界様とお取引されているメーカー)
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