【ご相談内容】 ばね初心者 2020/5/7(木) 14:21
金属材料のSUP10は生体適合性に問題がありませんか?医療用機器に使用しても大丈夫ですか?
【返答】 ばねっと君 2020/5/7(木) 14:34
ご質問いただきありがとうございます。
生体適合材料については専門家ではないため明言できませんが、
ばね鋼の一つであるSUP10は、耐食性の面で劣る材料であることに加え、
バナジウム(V)も含まれるため、生体適合性が求められる医療用機器には、
不適当かと思います。
下記URLに金属と生体適合性についての記述がありましたので、参考に
してみてください。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/qjjws1943/73/2/73_2_97/_pdf/-char/ja
【返答】 ばね初心者 2020/5/11(月) 10:40
ご回答ありがとうございます。次の質問ですが
SUS304で加工後に固溶化熱処理をすればバネ性が出るとお聞きしましたが、バネ性の繰り返し耐久性は
どうなるか教えて下さい。
【返答】 ばねっと君 2020/5/11(月) 10:55
ご質問いただきありがとうございます。
ばね用のSUS304は、材料製造時にばね性を持たせている材料になります。
成形加工後には固溶化熱処理ではなく、低温焼なましという熱処理を行います。
これを行うことで、ばねの疲れ強さは若干向上します。
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