【ご相談内容】 1年生 2008/8/19(火) 17:22
お世話になります。
ねじりコイルばねに関する質問です。
●Q1
ねじりコイルばね(SWP-B)の耐摩耗性、防錆、防音の能力を高めるための、
具体的な表面処理を教えて下さい。
●Q2
ねじりコイルばねの
ばね同士の隙間の目安は何mmでしょうか?
線径0.55、0.60、0.65を考えています。
計算式があれば、それも教えていただきたいです。
●Q3
JIS B 2709の「繰り返し荷重を受けるばねの許容曲げ応力」の参考例を見ると、
「ピアノ線、弁ばね用オイルテンパー線などの耐疲労性の優れた線を使用したとき、
参考図1の疲れ強さ線図を用いて・・・・・」
と書かれていますが、この解釈は
「ねじりコイルばねで、
ピアノ線、弁ばね用オイルテンパー線を使用した場合は
JISに書かれた疲れ強さ線図を使用できるけれども、
それ以外の材質の線(SUSなど)を使用した場合はこの線図を使用してはならない」
で正しいでしょうか?

【返答】 ばねっと君 2008/8/21(木) 11:14
1年生さま
書込みありがとうございます!
●Q1
まず耐磨耗性におきましては、当社では防錆処理での処置はしておりません。
治具とのクリアランス・案内棒形状での対応となります。
また、防錆につきましては様々なものがございますが、コイル間ピッチが
空いているのでありましたら、一般的に電着塗装などが有効です。
しかし、直射日光(紫外線)にあたる環境ですと、劣化する恐れがあります。
また、防錆の選定に関しましては実際にご使用になられる環境によりますので、ご注意下さい。
●Q2
残念ながら、アキに対する計算はございません。
現状の線径であれば、0.5mm程度と考えます。
●Q3
疲れ線図はピアノ線、弁ばね用オイルテンパー線用です。
それ以外のSUS等の材料については、使用できません。
どうぞよろしくお願いいたします!
※ご質問と回答は一般公開されますので特定される内容には十分お気をつけください。