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- ねじりコイルばね
【ご相談内容】 おだ 2007/10/15(月) 18:33
ねじりコイルばねを組み込んだヒンジ部から異音が出るということで観察したところ、隣接するばねの素線同士が擦れ、赤錆を発生しておりどうもそこから異音が発生しているようでした。
全く同じ構造の物が多数あるのですが同じように動かしていても音の出るものと出ないものがあります。
・音の出るものと出ないものの違いは何なんでしょうか。(音の出ていないものも同様の赤錆は発生していました)
・現在音が出ていないものもいずれは出てくるとみておいたほうがよいのでしょうか。
・音が出ないようにするための対策はどうしたらよいでしょうか。(グリス等の潤滑材は外観上の理由から塗布できません)
【返答】 ばねっと君 2007/10/17(水) 17:13
おださま
書込みありがとうございます!
ねじりばねの異音につきまして、考えられる要因としてはコイル部と、
案内棒との接触によるものと、コイル部同士の接触によるものの2点が考えられます。
対策としましては、案内棒の径を小さくすることと、コイル間のアキを
空けてやる方法が考えられます。
現在音の出ていないばねにつきましては、同様のもので異音が発生
していることから、今後異音が発生する可能性はあるかと思われます。
【返答】 おだ 2007/10/19(金) 15:02
ご回答ありがとうございました。
その後、案内棒を取り外し、ばね単品でねじっても同様の異音が発生することが確認できましたので、ご指摘頂いたコイル部同士の接触によるものと判断しています。
そこで、対策としてはご指導いただいたようにコイル間に隙間を開ける方向で考えているのですが、取り付けスペースの問題もあり容易ではありません。
ところで、異音が出るものと出ないもの(というよりは短時間で出るものと長時間使わないと出ないものと言った方がよいのかも知れませんが)の違い(異音の原因)は何なのでしょうか。
素人なりに仮説として思うことは。
①接触するコイル部の接触圧が低く全体に均一に分散している場合は異音が出にくく、接触圧にムラがあり局部的に接触圧が高い部分があるとそこが短時間で磨耗して異音が発生する。
②接触圧がある特定の範囲内にある時だけ異音が発生し、それ以上、もしくはそれ以下では発生しない。
③現在異音が出ているものも、このまま動かし続けているといずれは磨耗により接触圧が低下して異音が消える。
といったようなことを勝手に想定しているのですが、このような考えは間違っているのでしょうか。あるいはこれ以外の何かもっと大きな要因があるのでしょうか。ご教授いただけるとありがたいです。
【返答】 ばねっと君 2007/10/24(水) 11:26
こんにちわ!
当社でもあまりコレ!と言う原因は断定できませんが、仮説の①が
考えられる要因ではないでしょうか。
使用を続けるとコイル部の張力が低下し、異音は減少すると考えます。
(※その他の要因としては、案内棒との摩擦が考えられます。)
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