ばねの疑問・お悩み相談室 お客様から寄せられる“ばねの困った”を解決する
				Q&A掲示板です。誰でも気軽に閲覧&ご質問いただけます。

疑問・お悩み相談室

コイルバネの横方向剛性を測定するには、バネをどのように設置し・・・

キーワード
コイルばね
横剛性
圧縮コイルばね
ばね
横荷重
測定
計測
試験

【ご相談内容】 ばね初心者

コイルバネの横方向剛性を測定するには、バネをどのように設置して
どのように力を加えれば、目安となる数値を得る事が出来るか思案しております。
色々な論文を見ましたが、理論値ばかりで具体的にどのように測定すれば良いか
知見を得る事が出来ません。
実際に制作している御社のホームページにたどり着き、質問させて頂きます。
よろしくお願い致します。

【返答】 ばねっと君

ご質問いただきありがとうございます。
まず、横方向剛性に関する認識が異なる可能性があるため、弊社で測定可能な横方向の
ばね特性について説明します。
弊社で測定しているコイルばねの横方向の荷重は、コイルばねの長さ方向が鉛直方向となるように
試験機に設置して、コイルばねの上側端面を圧縮(通常の使用方法)した時に発生する下側端面の
横方向(径方向)の荷重を測定しています。
上側端面は、試験機の上側の耐圧盤が接触しており、長さ方向以外の動きは拘束されています。
下側端面も、試験機の下側の耐圧盤と接触していますが、耐圧盤は、構造上、径方向の移動が自由、
長さ方向の移動は拘束されるようになっています。よって、下側端面は、横方向に変位可能となります。
荷重を測定する際は、ロードセルを下側の耐圧盤側面に2個設置し(一方に対してもう一方は90°ずらす)、
そのロードセルで、下側の耐圧盤の横方向の移動を拘束します。そのため、コイルばねの下側端面の横方向の変位は
なくなりますが、その駆動力である横方向の荷重が測定できます。

求められている横方向剛性が、上記のような通常使用時の横方向の特性ではなく、コイルばねの端面を
横方向に任意に変位させた場合の特性である場合は、弊社の試験機では不可能ですが、以下のような構造
にすれば、測定可能です。
上記で説明した試験機の構造の内、下側の耐圧盤に対して、径方向に移動させるために、変位計を持ち合わせた
何かしらの送り機構を設けます。また、その送り装置にはロードセルを付け、ロードセルを介して耐圧盤を
移動させれば、荷重を計ることが可能になります。
これにより、横方向の変位と荷重の両方が同時に測定可能になるかと思います。

    個別のご相談はこちらから!

  • ばねの設計依頼 お問い合わせ窓口

個別のご相談はこちらから!

ばねの設計依頼・お見積もり お問い合わせはこちら

返答するコメントを入力


<a href="" title="" rel="" target=""> <blockquote cite=""> <code> <pre class=""> <em> <strong> <del datetime="" cite=""> <ins datetime="" cite=""> <ul> <ol start=""> <li> <img src="" border="" alt="" height="" width="">

Upload Attachments

Maximum file size allowed is 1 MB.



Add another file

※ご質問と回答は一般公開されますので特定される内容には十分お気をつけください。

  • ばねの設計依頼 お問い合わせ窓口