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【ご相談内容】 立岩 2007/2/6(火) 0:32
毎度御世話になります。
初めて投稿させて頂くものです。
以下の質問につき何かコメント頂ければと思います。
【概要】
一般的な話として、SUSのバネ材を使いたい場合、
例えばSUS301-CSP-H材(超質材)とかを選定し、プレス加工してから、低温焼きなま
し等で残留ひずみ(360℃ぐらい)を取り除くと認識しております。
一方、鋼材(例えばSK-5材)は、製品形状にしてから、A1変態点以上に温度を上げ(焼き入れ)、その後必要温度で焼き戻しを行うのが一般的と認識しております。
そこで質問なのですが、SUS-301とかSUJS-304の生材で
プレス加工(硬度低いので成形し易い)を行い、製品形状にしてから鋼のようにA1変態点で焼入れ&戻しをすれば、バネ機能を有する物性に変化しないのは何故なのでしょうか?
(物性含有率的には、SUS301もSUS301-CSP-材も変わらないのですが...)
以上、宜しく御願い致します。
以上、宜しく御願い申し上げます。
【返答】 ばねっと君 2007/2/7(水) 9:34
立岩さま
書込みありがとうございます!
まず、鋼の焼入れはA1変態点以上ではなくA3変態点以上に温度を上げる
のが一般的です。
また、鋼はCの含有量が多いと焼入れ性がよくなり、Cの含有量が少ない鋼は
焼入れ性が悪くなります。
SUS301,SUS304はC量が少なく、焼入れしても硬化しないタイプのステンレス鋼です。
ただし、冷間圧延すると硬化しますので、それがばね材として使用されております。
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