【ご相談内容】 DRX 2022/11/8(火) 10:15
東海ばねさん
おはようございます。今、製品の平面度を測定しています。
最初、定盤で測定しようとしていますが、「定盤で測定した数値が正しくない可能性があるので、三点ジャッキで測定したほうがいいよ」と聞きました。
この二つの測定方法の区別はなんでしょうか、なぜ、定盤で測定した数値が正しくないか、三点ジャッきで測定した結果が正しいですか。教えて頂ければないでしょうか。
ご返事をお待ちしております。
よろしくお願いします。

【返答】 ばねっと君 2022/11/10(木) 9:36
ご質問いただきありがとうございます。
定盤上に直接測定対象物を置いて平面度を測定するより、3点ジャッキに載せて平面度を測定する方が
よいかというと、定盤上に直接置いた時には、定盤と接触している面(測定面に対向する面)の
がたつきが測定値に影響します。加えて、測定面と定盤と接触している面の平行度も測定値に
影響します。
3点ジャッキの場合は、ジャッキの高さを調整(レベリング)することによって、ジャッキ直上の測定面の
高さを同じ高さに揃えることができます。この同じ高さの3点からなる仮想平面は、定盤と平行であり、
平面度測定のための基準面とすることができます。あとは、他の測定箇所との差がどの程度か測定する
のみです。
このような測定方法であるため、測定面に対向する面の状態によって測定値が大きく変化すると
いったことがありません。
(参考文献URL)
定盤上での真直度・平面度の簡易測定法
https://www.gitc.pref.nagano.lg.jp/reports/pdf/R3/P25.pdf
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