【ご相談内容】 ばね初心者 2024/6/12(水) 11:59
引きばねについていくつか質問させていただきたいです。
1.フック部曲げRは曲率半径で間違いないでしょうか。
2.フック部曲げRの大きさはどのように決まるのでしょうか。
また、曲げRの大きさはある程度は自由に決めることが可能でしょうか。
3.計算式に記載されているUフック、半丸フック以外の丸フックや逆丸フックなど他の形の場合の
応力計算についても教えていただけないでしょうか。
【返答】 ばねっと君 2024/6/13(木) 13:27
お問い合わせいただき、ありがとうございます。
1.について、その認識で問題ございません。
2.曲げRの大きさにつきましては、ある程度は自由に決めることはできますが、
曲げR部の応力集中を避けるため、線径よりも大きい値で設定する必要がございます。
JIS B 2704にも記載がございますので、ご参照いただけますと幸いです。
3.丸フック、逆丸フックなどの応力計算につきまして、フック形状ごとに応力の計算式が
決まっているわけではなく、弊社ホームページの計算式ページにありますように、フック部には
曲げモーメントとねじりモーメントに基づく引張応力及びせん断応力が発生しており、正確な
計算は複雑になるため、計算式は近似的なものとなります。
他のフック形状に関しても同様にホームページに記載の計算式で考えるとよいかと存じます。
下記関連する過去の質問内容となりますので、ご参照いただけますと幸いでございます。
逆丸フックの強度計算について – ばね専門家が回答!ばねっと君のなんでも相談室 | バネ・ばね・スプリングの東海バネ工業株式会社 (tokaibane.com)
逆丸フックと丸フックについて – ばね専門家が回答!ばねっと君のなんでも相談室 | バネ・ばね・スプリングの東海バネ工業株式会社 (tokaibane.com)
応力集中係数に関して – ばね専門家が回答!ばねっと君のなんでも相談室 | バネ・ばね・スプリングの東海バネ工業株式会社 (tokaibane.com)
以上よろしくお願いいたします。
※ご質問と回答は一般公開されますので特定される内容には十分お気をつけください。