【ご相談内容】 ばね初心者 2021/5/26(水) 13:57
ご厚意に甘え質問させて頂きます。お許しください。
SUS631-CSP,t0.4を「抜き型」にて外形抜きを行っておりますが、抜きによるストレス反りが出ており平面度補正に苦慮しております。ストレス反りを緩和する良い方法はないでしょうか? 板の投影サイズは30mmx60mmくらい、クシ歯の様な形状です。
【返答】 ばねっと君 2021/5/27(木) 13:38
ご質問ありがとうございます。
回答については、一般的なプレス抜きの対策であったり、形状にマッチしない対策の
回答である可能性がありますが、ご了承ください。
①ガイドやストリッパー、ダイのワーク押えの各面にテーパー加工を
行い、反る方向と逆の応力を与え、相殺することで、フラットにする。
②ガイドやダイのワークの押さえ面積を小さくするなど、ワークを
抑える力を強くする。
③パンチやダイの切断部について鋭利な状態を維持する。
交換や確認、研磨の頻度を増やす。または、磨耗し難いものにする。
④クリアランスを適切な量に調整する。
⑤複数工程で抜く場合は、抜き順や抜き形状を変える。
打抜きの場合は、ワークをダイの上に残し、スクラップ部を抜く。
⑥逆押えを導入する。
⑦熱処理時に型で抑え込み矯正する。
⑧数量が少なければ、1つひとつ形状を修正する。
※ご質問と回答は一般公開されますので特定される内容には十分お気をつけください。