【ご相談内容】 ばね初心者 2022/11/15(火) 18:32
質問失礼いたします。
引きばねの許容応力について検索していると、
設計の際、許容ねじり応力に対して
64% 以下 と 80%以下 の表記が混在していますが、どちらが正しいのでしょうか。
特に静荷重の場合はどちらを参考に設計すれば良いのでしょうか。
設計内容としては70%程度の応力を負荷し続ける状態を想定しています。
【返答】 ばねっと君 2022/11/16(水) 13:26
ご質問ありがとうございます!
引張ばねの許容ねじり応力につきまして、JIS B2704では冷間成形品の場合、
図に示す値の80%を許容せん断応力(セッチング応力、最大試験力)、
図に示す値の64%(許容せん断応力×80%)以下が使用最大応力と記載されています。
許容せん断応力付近は、使用する範囲として安全ではなく、ばねがへたる可能性が高いため、
許容せん断応力よりさらに低い応力(使用最大応力)以下に設定する必要があります。
※図はこちらの「図5.許容せん断応力」よりご参照ください。
※ご質問と回答は一般公開されますので特定される内容には十分お気をつけください。